他人に何かを教えるということは実は多くあります。
ですが、人に教えることを得意だという人はなかなか少ないです。
どのようにしたら教えることがうまくなるのでしょうか。
教えることは誰もが必要なスキル
教師でなくとも教える、指導するという機会は多いものです。
自分が先輩や上司となって、後輩や部下を教えたり、
子どもが出来たら自分の子どもに様々なことを教えることになります。
教えるという行為はとても身近な行為なんです。
では人は「教える」方法を教えてもらってるでしょうか…?
残念ながら多くの人は教えてもらってないでしょう。
これほど身近で重要なスキルである「教える」という技術を
教えないのは教育の致命的な欠陥だと僕は思うのですが、、、
教えることが無ければ人間は
知識も伝わらないし、
技術も伝わらないし、
ただのおさるさんです。
教えることが出来るからこそ人は発展するのです。
偉大なスポーツ選手も研究者も立派な指導者がいます。
みんなが教えることをうまくなればもっと世の中うまくのです。
でも現実は残念ながら教える方法は教わらない。
だからこそ社会で「教えるのが下手な人」が大勢いて、
「上司が何を言ってるかわからない」
「ろくに業務を教えてもらえない」
「無駄が多くなって残業が増える」
「教えているのに部下が成長しない」
みたいなことが起こるのです。
教えていることが伝わらないことの原因は
教えている人・教えられている人のどちらも可能性があります。
せめてこのことがわかっていればまだ救いがあるのですが、
世間では「立場の低いほうが悪い」という結論になるものです。
どんな時も立場の低い人の理解力がないことが原因だし、伝え方が下手なのがいけないのです。
理不尽ですよね。
教える方法がわかっている人ならば、
ちゃんと指示を伝えることができ、相手の伝え方を改善でき、
教えられた側のパフォーマンスが上がり、個人だけでなく組織として成果をあげられるようになります。
せめてこの記事を読んでいる人には教え方がうまくなって欲しいです。
さっそく教えるための方法についてですが、
色々あるので1記事にまとめるには多すぎるので分けて書くことにして、
今回は一番重要なことを書こうと思います。
教えるうえで一番重要なこと
教えるときに一番重要なことは、
「相手ができるようにならないと教えたことにはならない」
という考え方を持つことです。
いくら教えた側が教えたつもりになっていても
教えられた側が理解しできるようにならないと意味がありません。
例えば、
中学生に東大の教授が東大生向けの講義をしたとしましょう。
ではこの講義した人は中学生を教えたことになるでしょうか。
当然形式上は教えていますが、中学生は何一つ理解できませんし無駄な時間を過ごしただけです。
教えたつもり、教えた気分になるかもしれませんが、伝わっているものが0なので教えたことにならないのです。
相手が教えたことを理解した、できるようになったということが人に何かを教えたという事になるのです。
あなたが部下に何度言っても部下が同じミスをする。
部下に教えたのに全然理解してくれない。
と悩んでいる場合、それは残念ながら「あなたが教えることが出来ていないから」ということになります。
逆に相手にできるようになってもらうという事を目標にして物事を教えようとすると、自然と別の言い方をしてみたり、実際にやっているところを見せてあげたり、実際に一緒にやってみてあげたりするでしょう。
今まで教えるのが苦手だなと思っていた人は、いかに相手が理解できるか、出来るようになるかを意識して教えるようにしてみてください。
さらに教えるのがうまくなるには
さて、今回は他人を教えるうえで一番重要なことについてお話してきました。
他にも教えるうえで役立つテクニックや考え方はあるのですが、それはまた別の記事にまとめることにするのでその記事を楽しみに待っていてください!