月別: 2020年4月

【PM理論で知る】リーダーに向いている人物像

リーダーに向いてる人ってどんな人でしょうか。このようなことは経営者などの立場の人なら誰でも思うのではないのでしょうか。
そして、課長や部長など立場が変わったりすると「人の上に立つ」という意味で「リーダーとしてどうあるべきか」ということを考えるようになるかもしれません。

では実際リーダーに向いている人はどのような人なのでしょうか。今回は古典的ではありますが、いまだに使われることの多いPM理論から考えていきましょう。

三隅二不二のPM理論からみるリーダーに適する人

リーダーに適する人について、日本の心理学者三隅二不二さんは「PM理論」というものをしています。

PM理論はP(パフォーマンス型)と、M(メンテナンス型)の二つの軸でマネジメント力を表したものです。それぞれの軸について長けている人を大文字で表し、苦手な人を小文字で表します。どちらもできる人はPM型、パフォーマンス側が苦手でメンテナンス側は長けている人はpM型です。

P型(パフォーマンス型)とは目標達成を強く指向し、成果を出すというタイプで仕事をこなせる人物、個人として能力の高い人物です。

M型(メンテナンス型)とは人間関係を取り持ち、チームとして動かしていく能力が高い人物、人望がある人物です。

これらの能力の関係を図に示すと次のようになります。

PM型(P、M共に大きい)

このタイプの人は目標達成指向が強く、人をまとめるのが上手い人です。まさしく、リーダーにぴったりの人材です。

私の中での解釈として、PM型の人は、その人個人としてビジョンを持っていて、その達成のために周囲を巻き込む力を持っている人です。ついていきたいと思うような魅力あふれる人物であるとともに、人々が尊敬したり、憧れたりする人物です。

Pm型(Pが大きく、mが小さい)

このタイプの人は、個人としての目標達成指向が強く、仕事の能力が高いが、人望はないタイプです。pMの人より一般的に短期的な結果を生むのが得意なタイプです。

私は、Pm型の人はその人自身の能力が高く、実際に結果を残していることが多い反面、自身のプライドが高く他の人(特に自分より下だと感じた人)の意見を聴けない、自分にできたことややってきたことと同じことを求めるような人が多いと思います。また、ビジョンを持っておらず人として尊敬されることが少ない人なのではないでしょうか。

pM型(pが小さく、Mが大きい)

このタイプの人は人望があり、人間関係を取り持つのが上手い一方で、目標達成への意識が少ないタイプです。Pm型の人より長期的な結果を出すのが得意です。

私の中では、このタイプの人は自信が少し欠けていたり、踏ん張らないといけないタイミングに踏ん張れないような部分があるように思います。困難を乗り越える力を養っていく必要があるでしょう。

pm型(pもmも小さい)

このタイプの人は目的志向もなく、人望もないため何も結果を出すことが出来ないリーダー失格のタイプです。

もし自分がこのタイプだという自覚がある人はいきなりPもMも強くしようとするのではなく、どちらか片方から解決を図るようにしていくしかないのでしょう。

理論は知って終わりではない

今回はPM理論を取り上げてみましたが、どのような理論も知って終わりではあまり意味がありません。この理論を知ってどのように使っていくかのほうが重要です。

今回なら、まず自分はどのタイプにあてはまっているのかということを考えてみて、そこから、理想のリーダーのタイプになるためにはどういう一面が足りていないのかなという事を考えてみましょう。そして、その足りてない面を意識的に自分の行動に落とし込むことで理想のリーダー像に近づいていくのではないでしょうか。

『ワンピース』と『キングダム』とリーダー論

麦わら帽子

ルフィに見るリーダー像

あれは遠い昔、私が大学2年生だったころ。
先輩に本を借りた。

ワンピース関連書物が、手に取りやすいマネジメント本だということで紹介されたのだった。

その内容は、今ではほとんど忘れてしまったが、ルフィの生き方がマネジメントする人間として、あるいはリーダーとしての1つの良い在り方だということを記した本であったことは間違いない。

実際に今考えてもルフィから学ぶことは多い。

続きを読む

結局「5W1H」が最強説

ビジネスにおいて有用とされる思考法やフレームワークもいろいろと学んできましたが、何だかんだ最強なのは「5W1H」なんじゃないかと思うようになりました。

「5W1H」って、たぶん小学生か中学生ぐらいで習うと思うんですよね。
基本中の基本みたいなものですが、しかしなかなか侮れません。

続きを読む

コーヒーとワインの香りの科学

コーヒー豆

少し前に有名なバリスタが監修している珈琲屋さんでコーヒーを飲む機会があった。

しかし、正直なところ私が好きなコーヒーではなかった。

ただそのときの私は、その珈琲屋の問題だとは全く思えなかった。

おそらくどんなコーヒーが好きで、それをどう表現したらいいかを知らない己の無知ゆえの結果なのだと感じた。

それを機にコーヒーについても少し学んでみようと思った。

コーヒーとワインを混ぜ合わせて作るコーヒーワインや、コーヒーとワインをセットで扱っている小売りのお店、コーヒーとワインの嗜好品としての性質など様々な点でワインとコーヒーは関連している。

コーヒーの科学

『コーヒーの科学』という本がある。

この本は講談社のブルーバックスの中の一冊だ。
この本を読む前の私は、コーヒーが赤い果実のような実をつける木だなんて知らなかった。
ちょうどブドウがツル科の植物であるのを知らなかったようなものだ。

続きを読む

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén