(注)この記事では、「自死」(≒ 自殺)について触れます。 ですが、ネガティブなものではなく、あくまで「生き方」としての“ポジティブ”な自死です。 決して、積極的に自殺を推奨するものではありません。
自死という生き方
覚悟して逝った哲学者
今からちょうど10年前、僕が中学2年生の時だったと思います。
当時の僕は、毎朝、朝食を食べてからその日の新聞をざっと読むという、ちょっとオッサンみたいな習慣がありました。
普段は広告などほとんど見ることはないのですが、
その日、一面の最下段にある広告欄の中の、小さく簡素な本の広告がふと目に留まりました。
必然だったとは言いません。
本との出会いは、いつも偶然なのです。
その本は、『自死という生き方』という題名でした。