イノベーションのスタートは、実はここから始まると思う。
一見すると不可能に見えるような無理難題や、理想論夢物語

まずこれを掲げて、それにNoと言わないHowを考える

人間が今飛行機で空を飛べるのは、空気よりも重い機械で人が飛べると本気で信じてひたすらにHowを考えた兄弟がいたからだ。
周りは皆、そんなの不可能だ、ありえない、無理だ、とNoを唱え続けていた。

例えば、毎月社員30人で処理している業務があるとする。
それを25人に減らそうとすれば... おそらく可能だ。

いくつか効率化のためのツールを導入したり、ちょっとだけ残業を増やして頑張ってみたり、とりあえずいつもより集中してみたり。
少し工夫すれば、多少の業務改善はすぐできる。

では、それを2人でやるとしたらどうだろうか。

「無理です。」 
社員は即答するだろう。

本当に無理かと問い詰めると、おそらく
「あれもこれも根本から大きく変えない限り絶対に無理です。」
と答える。

この「あれもこれも根本から大きく変える変化」を実際に起こすことこそが、イノベーションなのだ。

「来期は売上を20%アップさせよう。」
これは何とかできそうだ。
営業を頑張るとか、広告を強化するとか、機能を追加するとか、いろんなことができるだろう。

では、「来期は売上を10倍にしよう。」
これならどうだろうか。
うーん、ちょっと頑張るだけでは難しそうだ。
「じゃあ、いっそのこと中国進出してみようか」なんて話になるかもしれない。

実際にそれをするか、できるかはさておき、
こういった無理難題から生まれるアイディアは、おそらく「現状をさらに少し良くする」ためのの現実的な施策の延長線上にはない。

とりあえず、絶対不可能に思えるような無理難題を掲げる

誰が何と言おうと、どれだけ反対されようとも、
やる方法は必ずあると信じて、ひたすらHowを考える

話はそれからだ。

いつもそんなことばかり考えていても始まらないが、
たまに息抜きのつもりで、ゲーム感覚で無理難題に取り組んでみるのもいいんじゃないだろうか。

LINEで送る
Pocket