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コーヒーとワインの香りの科学

コーヒー豆

少し前に有名なバリスタが監修している珈琲屋さんでコーヒーを飲む機会があった。

しかし、正直なところ私が好きなコーヒーではなかった。

ただそのときの私は、その珈琲屋の問題だとは全く思えなかった。

おそらくどんなコーヒーが好きで、それをどう表現したらいいかを知らない己の無知ゆえの結果なのだと感じた。

それを機にコーヒーについても少し学んでみようと思った。

コーヒーとワインを混ぜ合わせて作るコーヒーワインや、コーヒーとワインをセットで扱っている小売りのお店、コーヒーとワインの嗜好品としての性質など様々な点でワインとコーヒーは関連している。

コーヒーの科学

『コーヒーの科学』という本がある。

この本は講談社のブルーバックスの中の一冊だ。
この本を読む前の私は、コーヒーが赤い果実のような実をつける木だなんて知らなかった。
ちょうどブドウがツル科の植物であるのを知らなかったようなものだ。

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『ワインと微生物学』の出版とアマゾン1位!

ブドウ畑

皆さんはアマゾンのKindleはご存じかと思います。
そのKindleは一般書籍以外にも個人出版で本を出す機能があります。

こちらはKDPと言い、Kindle Direct Publishingという名前がついています。
このKDPを用いて2冊目の著書を出しました。

1冊目は『ワインリテラシーとテイスティング入門』という多くのワインラバーに対する本だったのですが、今回は生産者やより科学的な側面に興味がある人に対しての本を書こうと思い、『ワインと微生物学』というものを題材としました。

ワインにおける「微生物」は、「ブドウ」の次に重要な位置にあると言えます。発酵はもちろん酵母によるものですし、その後の工程にもさまざまな微生物が関与しています。

ワイン醸造の科学の進歩は、微生物管理の進歩と言っても過言ではないでしょう。
発酵の温度管理を1つ取っても、果皮からのアントシアニンやタンニンの抽出を管理するという面ももちろんありますが、発酵速度や微生物の増殖速度にも大きな影響を与えています。

これらのことを網羅的に書いた本は洋書にはいくらでもあるのですが、日本語の文献というのはあまりないように思っています。

それを購入者の方も感じているのかもしれません。
アマゾンではブログやフェイスブックで宣伝をかけたのち、一時的にカテゴリでベストセラー1位になりました。

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